#ホビヲの読書感想文

読んだ本の感想を原稿用紙一枚分くらい書きます

赤と黒

赤と黒(上) (新潮文庫)

  • 著:スタンダール
  • 翻訳:小林 正

ずいぶん昔の話なので、どうして「赤と黒」を読もうと持ったのかは覚えていない。
しかし、ドキドキして、繰り返し読んだことは覚えている。

本書は、1827年に書かれたおフランスの話。

貧しい製材小屋のせがれジュリヤンは、ブルジョアに対して激しい憎悪の念に燃える。
容易には逆転できない固定化された階級社会において、出世しようという野心家の物語。

ドキドキしたポイントは、ジュリヤンとレナード夫人の愛のかけひき。
ゲームのように心理戦を繰り返すジュリヤンに、恋愛とは如何に恐ろしいものなのかと学ばされた。

手を繋ぐ繋がないであんなにドキドキする描写は、なかなかお目にかかれないと思う。

赤と黒(上) (新潮文庫)

赤と黒(上) (新潮文庫)